北広島町の「どぶろく鍋」
広島県内で最も早くどぶろく特区に認定された北広島町では、あるぺん屋八幡高原酒造で宿泊者に「どぶろく鍋」を提供したり、町内イベントでも「どぶろく鍋」を振舞ったりしている。
今回、「どぶろく鍋」を町の郷土料理にしたいと奮闘されている小料理屋ゆず庵の活動を取材した。
「どぶろく鍋」
小料理屋ゆず庵
北広島町大朝地域の特産品であるどぶろく「朝光」を使った鍋料理。北広島町がどぶろく特区ということもあり、町の新しい特産品として開発を行っている。
2024年冬よりゆず庵の新メニューとして提供する予定。
また、今後はご家庭で味わっていただけるよう、お鍋の出汁としても販売を準備していく予定。
開発者ひと言
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どぶろく鍋を開発しようとしたきっかけは、北広島町大朝地域でどぶろくの蔵元である福光酒造さんから声をかけていただいたのがきっかけでした。ゆず庵でも、地元である大朝地域を盛り上げ、北広島町に来たらコレ!という料理の開発をしていきたいと常々考えており、地元のどぶろくを使った鍋は非常に魅力的でした。
どぶろくの旨みを活かし、かつ風味を損なわないようにするため、開発は非常に大変でしたが、現在では、当店で使用している石見ポークとの相性の良さから、通常のお鍋だけでなく、しゃぶしゃぶや広島の牡蠣を使ったどぶろく土手鍋などにも応用が効くようになりました。また、今後はご家庭でもどぶろく鍋を楽しんでいただけるよう、販売用の出汁の開発にも力を注いでいきます。
ぜひ北広島町の冬の定番商品として、ぜひご賞味いただければ幸いです。
小料理屋ゆず庵
料理長 道川 亮介
「ベーシック」「おいどぶ」「牡蠣入り」「雑炊」
いろんな楽しめ方があるどぶろく鍋
このどぶろく鍋は、アルコール分をしっかりと飛ばした上で、どぶろくの旨みを活かしたところが特徴。その為、子供から大人まで味わうことができる。どぶろく感がものたりない人には、「おいどぶ」(どぶろくを後から追加すること)で、さらにどぶろくの旨味がまし、同じ味でもまた違った美味しさを感じられるような鍋になっている。
広島の名産「牡蠣」を入れると牡蠣の旨味も相まって通常の土手鍋にはない醍醐味が味わえる。
また、締めの雑炊もそのままの汁で楽しんだ後、雑炊の中に味噌を溶くと味噌の味がさらに深みを増し、また違った雑炊の味を楽しむことができる。
どぶろくの酒粕の成分で、体もしっかり温まるので、寒い冬の日にはぴったりの鍋に仕上がっている。
北広島町のどぶろくと共に味わってほしい一品である。
大朝地区の「こいもみじ」使用の
どぶろくを使用
北広島町大朝地域で栽培されているお米「こいもみじ」を使ったどぶろく「朝光(あさひかり)」を利用したどぶろく鍋。どぶろくの旨みが鍋に凝縮しており、シンプルだがお米のおいしさを感じられる鍋になっている。
さらに、北広島町で作られているお米で、締めの雑炊を作ると箸が止まらないおいしさを味わうことができる。
また、このどぶろく鍋の出汁を利用して、北広島米で炊き込みご飯を作るのもおすすめ。
店舗・事業者情報
名称 | 小料理屋ゆず庵 |
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住所 | 〒731-2104 広島県山県郡北広島町大朝633-3 |
電話番号 | 0826-82-3532 |
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